グループホームのサービス内容
グループホームは、居宅介護、短期入所と並んで、障害者の地域生活を支えるための制度の一つです。地域の中で障害者が集まって共同で生活する場を設け、サービス管理責任者や世話人を配置しして生活面の支援をするサービスです。
入所には、日中活動するする場があることが求められています。介護サービスまでは必要ないものの、地域の中で1人で生活していくのが困難という障害者が利用するということです。障害者の場合、親や親族が亡くなったり、高齢で支援ができなくなったりして、その後の役割がますます求められています。
グループホームの具体的なサービス内容は、主に夜間における食事や入浴等の介護や相談等の日常生活上の援助や、金銭管理、健康管理、緊急時の対応などです。
グループホームの類型
介護サービス包括型 | 日中サービス支援型 | 外部サービス利用型 | |
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利用対象者 | 障害支援区分にかかわらず利用可能 | 障害支援区分にかかわらず利用可能 | 障害支援区分にかかわらず利用可能 |
介護が必要なものへの対応 | 当該事業所の従事者により介護サービスを提供 | 当該事業所の従事者により常時の介護サービスを提供 | 相談や日常生活上の援助は当該事業所で行い、食事や入浴などの介護は外部の居宅介護事業所に委託 |
「日中サービス支援型」は、障害者の重度化や高齢化に対応するため2018年に創設されたものです。
また、総合支援法では、1人で暮らしたいというニーズに応えるため、本体住居との連携を前提とした「サテライト型住居」が創設されています。普段は民間のアパートなどで生活し、余暇活動や食事などは本体となるグループホームを利用するものです。